お客様の口説きを受け止める
『神的営業法』は、水商売を支援する会社
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前回の記事 「ホステスのNG行動~口説かれて流す~」の続きです!
…そもそも!
皆さん、簡単に「お客様に口説かれて困る。」とおっしゃいますが、
本気で口説かれる、ということは「≒自分のために沢山お金を使って頂ける」
ということですよ!?困ってはいけません!
もちろん人によって、懐事情が違うのはわかりますが、
それでも、その方はあなたにいくら使った?と聞くと
「お店には来てくれないんですけど、お休みの日に誘われて困るんです。」とか
・・・気軽にこういう誘いをする方は、電話帳内のホステスさん数十名にダメもとで片っ端から誘ってみてるだけ。
・・・もしくは、安上がりに暇つぶしをしたいから、みたいなところでしょうか。
または、自分がモテるかどうか、試しているのかもしれない。
「彼女になってくれたら、毎月30万あげるよ。だから仕事やめて。」とか。
・・・安っっ!
お店に毎日来るより、安上がりに何とかしたい、ということでしょうか。
・・・そして、こんな口約束、おそらく数ヵ月で入金は途絶えるでしょう。
まだまだ、色々な言い方があるとは思いますが、
これらの様なお誘いは「鵜呑み」にしてはいけません。
男性が本気の時は、例え何の知識もなくても、
きっと直感的に気がつくはずです。
でも、今回はあえて、本気だけでなく、
「本気とまではいかないけれど、ある程度好意を持ってくださっている方」
も、対象内とします。
つまり、相手から近づいてきてくれている時こそが
チャンスなのです。
前回にも記載しましたが、口説かれて逃げていてはNGです。
では、どうするか。
先日の明美ママ講義でもおっしゃっていましたが、
あえて、どんどん近づいて行きます。
・・・想像しただけで、面倒くさそうですよね(笑)
でも、もしかしたら、「ありえない~」 と思っていたその方も
何かの拍子に本当にお付き合いをすることになる、なんてことに
なるかもしれないじゃないですか!
・・・とまずは思いこみ力が重要です。プロの力。
その上で、その方の「情報収集」をします。
もしも本当に付き合うとしたら、普通、相手の事でたくさん聞きたいことがあるでしょう?
地元はどこか、どういう幼少時代を過ごし、学生の頃は何をしていたか
今のお仕事はどんなことをしていて、どのくらい儲かっているのか、
趣味は何でどういう女性が好みなのか、
私のどこが良いと思ってくれたのか、何を求めているのか、などなど。。。
それを聞くために、お食事を重ね、語り合い、
たまにはスポーツなんかも一緒にやってみたり、
楽しい想い出を作っていきます。
お店にも沢山来てほしい、とストレートに言える機会でもありますね。
・・・でも、結局は、お付き合いはできないという現実があります。
そして、お客様はそれに段々気がつき、
「結局、俺のことはどう考えているんだよ!」と
詰め寄ってくるでしょう。
その時、ただ単に断ってしまっては、今までの苦労が水の泡です。
「○さんのことは、とっても好き(Loveではなく、Likeまたは尊敬)だけれど
○さんは、忙しくて私は寂しい思いをする。。。」
と、お金持ちの方にはこう告げる。
「○さんのことは、とっても好き(同上)だけれど、
結局は、○さんの懐を痛めてしまうことになってしまう。。。」
と、お金のない人にはこう告げる。
つまり、お付き合いできない理由を、相手のせいにする。
相手は、俺がもうちょっと○○だったら付き合えたのに、、、
という心境になってもらう目的だ。
上記は「お金」に焦点を絞った例だけれど、
沢山の時間を過ごしているうちに、その方の弱点を見つけるのです。
そのための情報収集期間。
近づかなければ情報収集もできません。
そうか、俺は駄目だったんだな、と悟ったお客様は
やがて離れていきます。
これを無理に引きとめてはいけません。
でも心配しないでください。
空白の時間を経て、またすぐに戻ってきます。
他の女性にも同じように口説いたけれど、
コイツといた時がやっぱり一番楽しかったな。
男女関係ではなくても、友達として、俺のことを良く理解してくれている
コイツがやっぱりいいな。
と戻ってきてくれるのです。
ここからは安定です。
頻度や単価は期待できないものの、一定期間内に、
一定金額を使ってくださる、仲の良いお客様になってくださることでしょう。
今、表面上だけでも口説いてくださる人がいるなら、
是非、練習(?)してみてください。
所謂色恋から、友人のような関係への
王道移行パターンです。
【筆者:甲賀香織 プロフィール】
青山学院大学文学部卒業。東証一部上場コンサルティング会社にて、新規店舗の出店、業績不振店舗の再建などに関する営業・マネジメント指導、売上げアップのノウハウ創出に従事。
銀座並木通りの高級クラブで数多くの経営者、大物政治家などをお客様に持つナンバー1ホステスとなる。
ホステスを引退後、株式会社 True Heartを立ち上げ、水商売のための顧客管理・営業支援ツール「Legend」の企画・販売に携わる。
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(投稿日:2014年09月04日)